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2016年01月30日

俳優(声優)・ナレーター初心者コツ講座「ストップウォッチ」

いつかどこかのブログで書いた記憶があるのですが、その記事が見つからないので念のためにまた書きます。

今回はストップウォッチの話です。
「必需品」というほどではないのですが、あると便利なものです。
どんな時に使うかと言えば、ナレーション尺(長さのことを「尺」(しゃく)と言う)を計る時に使います。
たとえば15秒のTVCM原稿があったとするとナレーターは全体を13秒台、すなわち14秒以内に収めるのが通常です。そこで読むべき原稿を自分なりのスピードで読んでみて、その速さがどれくらいなのかを計るわけです。
それで14秒を越えてしまうなら「巻き(「巻き」というのは読むスピードを速くすること)だな」と判断して再度時間を計りながら読みます。このようにして指定秒数に収まる読みのスピードを体得するわけですね。
余談ながらその逆もあります。
13秒台どころか10秒で読めてしまうような原稿は時に注意を要します。
スポンサーが「それならこのコメントも入れてくれ、あれも入れてくれ」と注文を出す可能性があるのです(笑)

このように「自分のナレーションのスピードをコントロールする目安」としてストップウォッチは利用できます。ですが、再度申しあげますが「必需品」と言えるかどうかは疑問です。
また購入する際は「作動音」をなくせるタイプのものがいいでしょう。スタジオ収録時に使うことも考えられるからです。

@アナログのストップウォッチ(価格は¥5,000前後?)
アナログSW01.jpg
時間を「量」として認識するのにはアナログのストップウォッチが便利です。
これは腕時計などでも同様でしょう? パッと見れば「あとどれくらいか」という量が感覚的にわかります。
この画像のストップウォッチは0.2秒刻みですが、ナレーターにはそれくらいで十分でしょう。
アナログSW02.jpg
ただ、どうも故障しやすいように思います。個体差かも知れません。

Aデジタルのストップウォッチ(価格は¥8,000前後?)
デジタルSW01.jpg
これは100分の1秒まで表示されますので、比較的厳密な尺が出ます。
また閑なときはゾロ目を出す遊びもできます(笑)
デジタルSW02.jpg
これもナレーターに向いていると思います。

B時間計算機能付きストップウォッチ(価格は¥15,000前後?)
時間計算機能付きSW01.jpg
ラジオ番組などを製作する人には便利です。60進法で計算できる機能がついているからです。
またカウントダウン機能もあるので、例えばそのコーナーを15分で終えなければならないとき、15’とセットしてスタートするとカウントダウン表示してくれるのです。「あと5秒、4秒…」という目安が出ます。
時間計算機能付きSW02.jpg
ただ、この機種はナレーターにとっては無用の長物かも知れません。なぜなら1分の1秒でしか表示されないのです(笑)
専門学校などでは「教材」としてこれをナレーターや声優に購入させるところもあるようですが、全くの無駄遣いと言えるでしょう。
教材は「値段の高い物」ではなく、「ちゃんと使える物」にしないといけません。もし進学しようと思っている学校の教材にこの機種が指定されていたら要注意です(笑)
もちろん番組製作をするようなコースや学科なら必要な機材だと言えますが、それでも個人に買わせる必要はないでしょうね。

スマホや携帯のストップウォッチ機能を使うという方法でも日常のナレーション練習時には有効でしょう。
ただ、それはスタジオには持って入れない。なぜなら機能を使うために電源を入れておかないといけませんので、収録時に「着信」したらNGだからです。マナーモードでもダメですよ。マイクにノイズが乗りますのでね?

以上、何かの参考になれば幸いです。


posted by DNA計画 at 18:06| Comment(0) | ナレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月29日

俳優(声優)・ナレーター初心者コツ講座「アクセント辞典」

プロナレーターにとっての必需品は何だと思いますか?
私は初心者のかたによくそれを質問します。
回答には「財布」「携帯電話」「ヤル気」「スケジュール帳」などさまざまにあって面白いものです(笑)
確かに財布を忘れてくると電車にも乗れないかも知れませんね(笑)
携帯電話がないと生きていけない人は多いようです(笑)
「ヤル気」ってwwwww
プロに「ヤル気」はほとんど必要ないんです。ご存知でしたか?www
「ヤル気」もあったほうがいいでしょうけれど、それよりプロにとってもっと必要なのは「技術」と「責任感」ですwww
スケジュール帳は「売れっ子」なら必要かも知れませんが、いずれにしてもスケジュールは事務所に確認しなければならないのであまり必需品ではないかも知れません。

私は「アクセント辞典」「筆記具」「飲料水」そして「名刺」だと考えています。

アクセント辞典は大きく分けて「新明解日本語アクセント辞典」(三省堂)と「NHK日本語発音アクセント辞典」(NHK出版)がありますが、関東圏以外の人には三省堂版をお勧めします。なぜならアクセント法則についての付録が充実しているからです。
三省堂とNHK.JPG
三省堂版は新本なら¥3,800くらいだったと思います。発音例のCDも付録であったように思いますが、CDが付録されていない第二版以降なら古本でもいいと思います。古本なら第二版で¥1,500程度です。
電子手帳などには「アクセント辞典」がインストールされているものもあって、軽くて便利ですが、これはNHK版ですので、やはり関東圏以外のかたにはお勧めしません。東京の声優さんなどはこの電子手帳を携行している人が多いようです。
面白い話ですが、NHKに仕事で行くときはNHK版のアクセント辞典を携行し、それ以外なら三省堂版を携行している声優さんもいらっしゃるようです。
「仕事」は神経を遣いますなぁ〜!!(笑)

変わり種というほどでもありませんが、ときおり古本屋さんで第1版の三省堂アクセント辞典を見つけることもあります。
三省堂初版.JPG
ハンディでいいのですが、さすがに収録語数は少ない(笑)
値段は¥800前後でしょう。

すでに絶版となっていますが、面白いのは東京堂出版の「全国アクセント辞典」です。
東京堂.JPG
何が面白いって、動詞などは活用の用例が表示されており、かなり詳しく説明されています。
絶版前には¥8,500くらいしたと思いますが、古本でも¥5,000前後でしょう。

もっと収録語数がほしいとお思いのかたには「日本国語大辞典(小学館)」をお勧めします。
古本なら¥10,000〜20,000くらいではないでしょうか。全10巻(縮刷版)か20巻ものです(笑)
私が新本で買った縮刷版は¥100,000くらいした記憶があります。
それが…いまや…¥10,000…

俳優・声優・ナレーターを目指す方はぜひアクセント辞典をお持ちください!
posted by DNA計画 at 00:35| Comment(0) | ナレーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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