きわめて本質的な質問だと思うのですが、それは……
「私たちの仕事は【なに業】でしょうか?」
学生たちは一瞬きょとんとしますが、すぐにいろいろと考えてくれます。
そういう態度が見えた時は嬉しいです(笑)

さて、この記事を読んでくださっているあなたはどう思いますか?
いろいろな業種・業態がありますし、人それぞれに解釈も違うでしょうけれど、俳優(声優)やナレーターの行為を【仕事】として考えるなら答えは自ずと限られて来るでしょう。
やはり…
サービス業
ではないでしょうか?
俳優(声優)、ナレーターとして【周りの人に喜んで貰う】というのが目的だと思います。
そのために苦しい稽古やしんどい練習があるのですね!
うわぁ〜たまらんな〜!!!
自分が喜ぶためではなく、他人を喜ばせるために「苦行」をするなんて〜〜!!(笑)
でも、人間というのは、その「苦行」が自分のためなら、しんどいときには「自分のことだから放っておいて」と言って、それから逃げることもできます。
しかし、「誰かのためにこれをやらなければならない」と思うとそう簡単に放棄できません(笑)
自分がやらないでいると誰かが困る……
やれば誰かが喜んでくれる…
誰かが喜んでくれたら自分も嬉しい…
勉強も練習もそんな風に考えれば「やらずにおれない」かも知れません。
しかし、他方で、「どこまでやってもこれで良しということがない」のも事実でしょう。
だから「やれるギリギリまでやろうとする」という姿勢のほうが心身ともに健全です(笑)
無理をせず、しかし怠けず、そして焦らずに練習や勉強に励んでほしいものですね〜!