喉を開く!
おなかから声を出す!
舌が短い(長い)?
口を開いて〜!
クリアにしゃべる!
声を粒だてる!
声を頭の後ろからこう〜(と、手のひらを後頭部から頭頂部を経由して前に)
etc.etc.
「発声」の訓練では以上のような「イメージダメダシ」が多いようです。
それで教わる側が「ピン!」と来て、発声が改善できればいいのですが、それがうまく行かない人に教えるにはやはり具体的に機能面から説明してやらないといけないでしょうね〜。
問題は先生がその説明をちゃんとできるかどうかです(笑)
あ、ちなみに「舌が短い(長い)」ということは普通ありません(笑)

演出などではイメージ語もさることながらオノマトペが頻出することもあります。
「そこはもっとガーッとなってバーンとやって」
「グッときたらガガーンとなるはずだからビシッと返して!」
「パパッと来てサッと動いてビビッとなったらピョ〜ン」(最後はワケがわかりません)
う〜ん、演出の頭の中には「イメージ」があるのでしょうけれど、それをちゃんとした言葉で説明できないといけませんなぁ(笑)
イメージ(右脳)優先で言語(左脳)が貧しいのかな(笑)
ヒドい演出になると「手本」をやって見せ、「この通りにやって」と言い出すこともあります。こうなると「俳優の個性」なんぞそっちのけ、俳優の「操り人形化」ですね。もっとも自ら「操り人形」になりたがる俳優もいます。そのほうが考えることがなくて楽なのでしょうね。
演技は「表現」ですから絶対的な正解がありません。無形のものです。やるたびに違うものです。
しかし、だからこそ面白いのです。それは見る側にとっても演じる側にとってもです。
発声も演技も「先生」をやるのはむずかしい…
さらに「ちゃんとした先生」に出会うのはもっとむずかしい…
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