ブースに入った出演者が「マイクテスト」をしたのですが、そのひとりが「アー、アー」とおっしゃっていました(笑)
ナレーターだけではなく声優でもそうなのですが、マイクテストというのは「マイクが生きているかどうか(ケーブルがちゃんとつながっているか、断線していないか、マイクに不具合はないか)」だけのチェックではありません。入力レベル(音量)をチェックするのが本来の目的です。
そこで「コツ」というほどではないのですが、広い意味での「スタジオマナー」のうち、「マイクテスト」について説明しておきます。
【マイクテスト】
@マイクの前に座ります。(あるいは立ちます)
Aナレーションの場合は、たいていヘッドフォンを装着します。余談ですが、ケーブルが1本だけのヘッドフォン(たいていはそうなっています)の場合は、ケーブルのあるほうがLEFT側です。


ヘッドフォンの装着の仕方だけでどれくらいの経験者かわかりますから気をつけましょう(笑)
B机のある場合は、アクセント辞典や筆記具や飲み物(水)を邪魔にならない位置に配置します。ただ、水に関しては事前にエンジニアさんにブース内に持ち込んで良いかどうかお尋ねくださいね!
Cさて、これで事前準備が整いました。どんな姿勢でも良いので、原稿を一番読みやすい姿勢で「本番のつもりで」原稿を読みます。くれぐれも勝手にリハーサルモードにしてはいけません。あくまで「本番モード」で読み続けます。
Dエンジニアさんがそれに合わせてマイク位置をセッティングしてくれます。あなたがマイクに合わせてはいけません。あくまでエンジニアさんがあなたに合わせてくれますのでね?
Eエンジニアさんが「じゃ、宜しくお願いしま〜す」と声をかけたらセッティング完了です。それまで原稿を読み続けます。途中で勝手に読むのをやめないようにしましょう。
以上です。
このあとのリハーサルおよび本番については「キューランプ」や「タイムキャラクター」の項を参照してください。
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