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2014年09月16日

某タレント養成所でナレーションのレッスン PART2

また某タレント養成所に招かれて「ナレーション」のレッスンをしてきました。
皆さん、素直かつまじめに私の説明を聴き、一所懸命に実演してくださったので非常に楽しいレッスンができました。
レッスン生の皆さん、ありがとうございました!

それにしても…
レッスン生のかたがたのナレーションを聴くとやはり多くの課題があるように思いました。
いずれも「思いこみ」や、あるいはどこかで間違った、あるいは、非効果的な指導や曖昧な説明を熱心に受けてしまった結果なのではないかと思います。

【発声上の問題】
❶プッシュアップ(おなかをへこませて声を出す)発声
この方法で声を出すことには様々な問題点があることは折に触れて述べてきました。
   ア:強い呼気が声帯に当たるので声帯を傷めやすい。
   イ:ガス交換が円滑にできず、酸欠、あるいは過呼吸を起こしやすい。
   ウ:やはり強い呼気により音程を取りにくい。
   エ:語頭だけが強く出て、声量が減衰していく。
   オ:声が拡散してしまい舞台では通用しない。
などが挙げられます。
若いうちは回復力があるので、少々これで声帯を傷め、「声が出にくく」なってもしばらくすれば元に戻るでしょう。しかし、続けているといずれハスキーになること請け合いです(笑)

❷口をやけに大きく動かす
これはそのレッスン生本人に確認しましたが「専門学校で口を大きく動かすように習った」とのこと。
実は発音の明瞭度を上げるのに「口の動き」はせいぜい補助的なものです。
発音の中心は「舌の動き」です。ところが、人間はすぐに「見えるもの」で判断しがちなので、発音の悪い人に対してすぐに「口の開け方」というような指導をする先生がいます。
根本的な間違いですね。
講座などでも「母音の口の開け方」などと言いだすようなところは眉唾ものですからご注意を(笑)

しかも口をぐちゃぐちゃ動かすと共鳴にばらつきが出ます。
このレッスン生も同様の症状でしたので、「口を動かさずに、腹話術師のつもりでナレーションしてみてください」という極端な指示を出しましたら自然な共鳴になりました(笑)
でも、専門学校の2年間で「発音を良くするには舌を動かすのだ」という指導を受けていないので、やはり発音は不明瞭でした。

❸通鼻
先生の中には「鼻腔共鳴」を生徒に勧める人がいますが、それは間違いです。
鼻腔で声を共鳴させることを意識させると「鼻声」になりやすいのです。
あるレッスン生は舌の奥が持ち上がって、妙な共鳴をしていましたが、よく聴くと「舌の奥が持ち上がって音声が鼻腔に抜けている」ということを確認しました。
「指先で左右の鼻の穴を軽くふさいで五十音を発音してみなさい」
と指示しましたら、ちゃんと声が前に出ましたので、「これからはその意識で声を出してください」と指導しました。
ちなみにナ行、マ行、ン(準母音)などは鼻腔共鳴させなければ出ない音です(笑)

【表現上の問題】
❶音程、声量などが一定しない
いわゆるイントネーション(抑揚)の問題なのですが、その文章が表現したい意味とは関係なく、音程が高くなったり低くなったり、声量も大きくなったり小さくなったりしている状態です。
私はそれら「音程」「声量」などは「物理的なもの」と言っておりますが、単に「物理的変化が起こっておれば表現したことになる」という理解は間違っていると思います。
「なんでもいいから表現しろ〜、表現しろ〜」と誰かに言われ続けた結果ではないでしょうか?

表現は「心を表に現すこと」なので、あくまでその結果として物理的側面は変化します。
物理的変化をさせることで表現しようとしてもダメなのです。それはいわゆる本末転倒というものですね。

❷いわゆる棒読み
これは「ナレーション」を「発声・共通語アクセントが至上」と捉えたものです。
別に「表現」を濃くすることが大事ではありませんが、「発音」や「アクセント」を気にしていては表現どころではなくなります。
実際のナレーションの現場でも発音の悪い人はいますし、アクセントを間違っている人もいます。しかし、「その人ならではの表現や声質」というものがあって仕事として成立しているのです。
文章の意味をつかみ、その文章の伝えたいことを音声化してやるというのがナレーターや声優の仕事です。
その際に「できるだけ聴きとりやすい発音やアクセント」であればいいのではないでしょうか?
演技(=表現)と、発声・アクセント(=技術)の「両輪」がないとダメですね。
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今回の講師を拝命して私も改めてさまざまに勉強しました。

しかし、専門学校、タレント養成所などの先生には、やはりもっと「ちゃんと勉強してから指導してほしいものだ」という思いに至ります。
ちゃんと勉強していないことを教えるのは罪ではないでしょうか?


posted by DNA計画 at 01:14| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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