レッスンは2時間なのに、40分もオーバー

幸い、養成所運営担当のかたやエンジニアのかたのご厚意で許していただきました。
最初の原稿の素読みのところでダメ出しをし過ぎたんですな…
15人くらいの受講生の素読みを聴いて、一人ずつにアドバイスしていたらそれだけで1時間10分くらい使ってしまったんです(笑)
それから2分ほどの素材映像を見て、少しの休憩を入れて……残り時間は50分。
2分×15人ということは録音だけで30分。それをモニターするのに最低30分。もうこの時点で10分越えてます

今回もっとも目についた、というか「耳についた」のは、文の切れ目、つまり一旦切るところの語尾の母音の共鳴がやけに大きい人が多かったことです。
例えば、
「大阪は、昔から庶民の町と言われ、安くておいしい食べ物を提供する店が、数多くあります」
というように聴こえるのです。
まあ、この症状を持つ人はテレビの局アナにもいますね〜。
中には判で押したように切れ目の母音をやけに強調しているアナウンサーもいます。これは聴き続けているとかなり「耳障り」です。
原因は比較的簡単で「調子で」「原稿を読んでいる」からです。「意味」ではなく「音」を出しているだけだとそうなります。
また上記の例文で「平板」になる部分(大阪は)はそれほどでもないのですが、音程の落ちる部分(言われ、店が)では顕著です。
いわゆる「下げすぎ」というヤツですね。
私はこれらに対しては「低目いっぱいのストライクを投げてください。ワンバウンドするボールはダメ」というように野球を譬えにしています。
ただ、「発声」に関するダメ出し、問題点はすぐにはクリアできないことが多い。「発声」は技術が半分を占めるからです。
何回も自分で録音し、自分のナレーションに自分でダメ出しをしないといけません。
今回、受講してくださった皆さんがそんな自主訓練をしてくださったら幸いです。
ありがとうございました!
【関連する記事】
- 朗読ミュージカル版「パクさんのリアカー」の打ち上げ
- 朗読ミュージカル版「パクさんのリアカー」座席予約状況
- まふじ演技スタジオが10月に移転!
- 演劇倶楽部『座』第41回公演 「野菊の墓」
- 演劇「ホントに?」のご案内(通常記事は下に)
- 【群読劇】「走れメロス」のご案内
- 梯雲演戯ワークスタジオがお引っ越し〜
- 「クリスマス朗読パーティ」の打ち上げと別企画のお知らせ
- 「2015クリスマス朗読パーティ」のお知らせ
- 某タレント養成所でナレーションのレッスン PART5
- パソコンで高音質録音…できるかも…知れない…機材単体…
- 某タレント養成所でナレーションのレッスン PART4
- 十分に検討を要する「所属」という問題
- 2015年無料体験講座「アテレコ(吹き替え)」講座開講のご報告
- パソコン・高音質・録音でご検索ありがとうございます!
- 2015年無料体験講座「ナレーション(発声)」講座開講のご報告
- 「無料体験講座」のご案内
- 【朗読劇】太宰治「カチカチ山」公演のご案内
- 某タレント養成所でナレーションのレッスン PART2
- 自己PR