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2015年08月11日

某タレント養成所でナレーションのレッスン PART5

先日、某タレント(声優)養成所に出稽古に行ってまいりました。
この日、担当したクラスはすでに2回ほど指導しており、1回目はニュース原稿、2回目はラジオCM原稿を教材にしました。3回目のこの日は、「朗読劇」です。ナレーター、若い娘、老爺の3人で構成されています。

朗読劇とは言え、「演技」にほかならないのですが、どうも演技の「本質」的なことが理解されていないようです(笑)
「それらしく演じること」や「声色を変化させること」や「セリフの順番を間違えないようにすること」などに意識が向いているように感じました。
演技に対する固定観念があるのかも知れません。

ここからは愚痴になるのですが、そもそも「演技の先生」の中にも「演技の本質とは何か」を理解していないまま教えている人が圧倒的に多いのでしょう。また、そういう先生が「権力者である演出」をやったりするのでいつまで経っても「いい演技」ができないままになることも多々あります。
かたや出演している人も「演技の本質」がわかっていないまま演技をするので、「演技の本質」に近づくことはおろか、ますますそこから遠ざかってしまうことも容易に想像できます。

さらに「演劇」「演技」をやっている(つもり)の人の中には人としての問題が少なからずある人がいます。
余談ながら(余談でない記事はこのブログにはありませんが)、かつて某劇団にいたころ、某テレビ局のドラマに出演する機会がありました。
その局の楽屋で、当時私が所属していた劇団のOという俳優と、他の劇団のNという俳優が顔を合わせました。そこで彼らはこんな会話を交わしていました。

「おう、Nちゃん、最近売れているそうじゃないの。芝居ヘタなのにぃ(笑)」
「Oさんほどヘタじゃないんで〜(笑)」
「(顔が少しこわばるが)よっぽど事務所がいいんだよね。ヘタでも売ってくれるんだもんな」
「まあ、Oさんほど顔は悪くないからオレ(笑)」
「顔なんてどうだっていいじゃん。オレは声がいいけど、Nちゃんは顔も声もひどいし〜」
「あ〜Oさん声がいいからなぁ〜。ガマガエルみたいだよね?」
(二人、ひきつりながら笑い合う)

こんな非難の応酬を楽しんでいる二人です(笑)
バカか(笑)
聞くに堪えない、思いつく限りの悪口雑言(あっこうぞうごん)の応酬です。
ちなみにこのような人間はこの業界に多いかも知れません。ただ、そういう口の聞き方をする人間に限って、なぜか演技はヘタです(笑)

まっとうな批判や批評はしてもいいのではないかと思いますが、「相手を貶めて楽しむ」というのは悪趣味に他なりませんし、場合によっては相手に対する侮辱、あるいは人格否定や名誉棄損にもなります。
このような業界(芸能界)に進もうかと思っていらっしゃるかたにご忠告申し上げますが、「子供のころのイジメが自分に降りかかる」ことを覚悟しておかないといけませんよ。
私も子役時代から、大人になってからの劇団員時代に至るまで、相当な人格否定に合いました。
でも、相手からのそんな理不尽な攻撃に負けていられないのです。だからと言って報復は考えません。
「ひたすら演技がうまくなる」ことだけを目指しました。それこそが私にとってのささやかな「報復」なのです(笑)

さて、話を戻しますが、「演技の本質」からは遠いところにいる「演技を勉強している人たち」は、もっと物事を考えないといけません。相手が「演出だから」と言って、あるいは「同じ劇団員だから」と言って、はたまた「共演者だから」と言って、唯々諾々(ただただハイハイ)と従ってはいけません。
それは結局のところ、自分で自分を否定することになります。

演技は
「人間とは何か」を考えることであり、
自分なりの価値観を見つけ、
人間にとっての「幸せとは何か」を考える手段の一つであるべきです。

しかも、その勉強は楽しくないといけません(笑)

posted by DNA計画 at 02:05| Comment(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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