DNA計画では登録タレント(俳優・声優・ナレーター)を随時募集中!
希望によって発声やナレーションのレッスンも受講できます。まずはメールでお問い合わせください。左下にある「メッセージを送る」からご連絡ください。 必ずご返事いたします。

DNA計画代表の真藤久峰子です!
幅広い年代を対象に、幅広い表現分野を指導します!
演技や、朗読、アテレコなどに興味のあるかたはぜひ「
まふじ演技スタジオ」に遊びにお越しください!!

まふじ演技スタジオ連絡先.jpg ←連絡先

2016年02月24日

【演技のブログ相談室】VOL.8 ‐感情表現‐ その2

プリンターインクの話ですが、多くのプリンターは基本的にC(シアンブルー)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(クロ)の組み合わせですね。このCMYKの組み合わせというのは印刷会社でも同じです。
それぞれの(インク原液というのですかね)インクはあまりキレイじゃありません。でも、それぞれの配合比率を変化させることで多くの、膨大な色の変化を作り出しています。

閑話休題

前回は「」といういわゆる「原色と言えるべき感情」でも、それぞれの表現は双方向性を持っているという話をしました。なんとなくCMYKみたいだとお思いになりませんか?(笑)
「それなら演技表現というのは喜怒哀楽の双方向性を検討するだけでいいのではないか」という考えになりそうですが、実はそうではありません(笑)
それについては前回の冒頭で、「人間は感情に基づいて生きているのではない」ということを申しあげています。皆さんもご自分の日々の生活をふりかえればおわかりでしょう?
私たちは感情に基づいて生きているのではないということは自明ですね。

❶日々の生活の中で大なり小なりの何かの問題(課題)があって…
❷それを解決しなければならなくなって…
❸どうすればいいかと考えて…
❹できればこうしたいなという欲求もあったりして…
❺でもああなっては困るなという想像もあって…
❻実際にひとまずやってみて…
❼結果としてうまく行ったり行かなかったりして…
こら〜〜〜!!!
とか
やったぜーーーーー!!

というような展開をするのではないでしょうか?
「感情」は最後です(笑)
すなわち「感情」というのはあくまで結果にすぎないのです。

ついでに言うと、先ほどの❷から❼までの非常に簡略化した「行動」の中の例えば❺のところで「たぶんダメだろうな」という予想があれば❼の結果(感情)にも変化があると想像できるでしょう?
❷〜❻は「行動のプロセス」で、❼は結果です。

すなわち❶の問題提起(起承転結の起)に対してその人間がどのように思い、考え、そして行動したか(❷〜❻)ということによって結果としての「感情」❼はさまざまな「色合い」を見せるということです。
ほらね?
CMYKの話とつながるでしょう?(笑)

演出担当は「自分が予定した結果」を求めるかも知れませんが、その結果につなぐためには俳優の内面的「プロセス(過程)」が大事なのです。プロセスなく結果だけを出す演技はダメですし、そんな演技は、俳優自身やっていても面白くない。
演技は人間の行動を表現したもので、その行動が面白くない作品はダメなのです。
俳優自身が楽しめない作品は哀しいですな〜(笑)

次回は「感情表現」その3として、❷〜❻のプロセスについてもう少し解説してみます。


posted by DNA計画 at 11:34| Comment(0) | 俳優 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

心温まる大人向けのクリスマスメルヘンですクリスマスに贈る物語 パクさんのリアカー

お求めはAmazon(電子書籍)で〜

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。